こんにちは@こんぶろぐです。
リアルタイムでは南米アルゼンチンの北にあるサルタという町を越えて、チリの首都サンティアゴにいます。
サルタではちょうど年に一度のイースターの時期にぶつかってしまい宿がほとんど無い上に宿代がめちゃくちゃ高い、、、((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
1泊1万円とか、、、アイスランドよりもたけーよ!!
Σヽ(`д´;)ノ うおおおお!
どうしようも無かったので、なるべく避けていたドミトリーに泊まりました。
私たちが泊まったドミトリーは7人部屋だったのですが、、、ドミトリーって、、、クサイ。。。
なんなんだろう、あの独特のニオイ。
外人さんの体臭とか靴とかのニオイがほどよくブレンドされたあのニオイ。
シャープの空気清浄機とか各部屋に設置すればみんなからかなり喜ばれると思うんですけどねぇ。そしてその効果のすごさにきっとみんな買いたくなって業績もV字回復する、、、かもしれません( ´ー`)ニヤリ
さて前置きはこれくらいにして今回は、こんな悲劇のイースター問題で思い出したのでちょっと宗教の話です。
私たちがまだアジアにいた頃、観光のひとつとして周っていたいくつもの寺院、寺院、寺院。
そしてバンコクの中でもとりわけ観光客に人気の寺院があります。
それがバンコク三大寺院と呼ばれるワット・プラケオ、ワット・アルン、ワット・ポーです。
私たちは別に宗教家でも何でもありませんが、さすがにこれだけ寺院を周っていると色々考えさせられました。今回はそのことをちょろっと書きたいと思います。
TODAY’Sこんぶ出汁
●世界一周中にイヤでも感じる”宗教”のアレコレ。
●もし海外の友人に「あなたの宗教は?」って聞かれたら何て答えるんだろう?
※TODAY’Sこんぶ出汁(ダシ)とは昆布出汁が料理の味に深みを与えておいしくしてくれる様に、みなさんの海外旅行に深みを与えて、少しでも”おいしくなる情報”を今後も少しづつ記事内に混ぜ込んでいきたいと思っています。
□バンコクの三大寺院めぐり!!
まずはバンコク観光の定番でもある寺院めぐりから。めぐる寺院はワット・プラケオ、ワット・アルン、ワット・ポーの3つですが、何ともめんどくさいことにこれらの寺院は電車+徒歩だとかなり行きにくところにあります。
地図上の左側に固まっている赤い点のところにこれらの寺院があります。
私たちも宿泊しているアソーク・スクンビットエリアからトゥクトゥクで向かうことに。
トゥクトゥクはそこら中を走っているので適当に良さそうなおっちゃんに声をかけます。
トゥクトゥクの金額は決まっていないので事前交渉が必要!
ワット・プラケオまで行きたかったので値段を聞くと300B(900円くらい)だと言われました。
事前に下調べをしていて200Bで行けることを知っていたので、ここから交渉スタートです。
私たち
「200Bで行けること知っているから200Bにしてよおっちゃん!」
おっちゃん
「いやいや道も混んでるし、遠いから300Bで!」
こんなやり取りを繰り返すこと10分くらい。
最終的にはおっちゃんが280Bと言って、勝手に出発しはじめた。私たちも交渉がめんどくさくなっていたのでまぁいいかと思いトゥクトゥクの旅を楽しむことに。
はじめてトゥクトゥクに乗ってみての感想は、意外にスピードが早いくせにドアとか壁が付いていないので、ものすごく怖い、、、、(゚A゚;)ゴクリ
しばらく走って子供の好奇心の様な興奮も冷めてきた頃、私たちの目に飛び込んできたのは”トゥクトゥクの中でやってはいけない注意事項”の表記でした。
ザッツ・ハレンチ!!
いやいやヤラないだろう!
てか出来ないだろうこんな車内で!丸見えじゃん!スカスカじゃんトゥクトゥク!
でもきっと、ヤル人がいるからこんな注意表記がされているでしょうね。恐るべしバンコク。
と、私がそんなことで1人興奮していると、妻さんが横で何かを鼻にツッコんでいますw
この鼻の穴にツッコんでるモノは噂に名高いタイ名物の鼻スティック!
これについてはどこかの記事にて詳細を書きたいと思います!
そして着く頃になって気が付いたのですが、、、まったく道混んでませんでした!
めっちゃスムーズ、怖いくらいにグングン進んであっという間の到着です。
完っ全におっちゃんに騙されました!!
ワット・プラケオ
まずはここ!タイの中でも最高に地位が高いと言われている仏教寺院!王宮と呼ばれてもいるそうです!
白亜の建物ときらびやかな装飾が特徴的です。
そんなスバラシイ寺院なのですが、、、そんなことに感銘を受ける余裕が無いくらいに日差しがクソ暑いです!もう溶けるぐらいに暑い!妻さんはすでに溶け始めています、、、
寺院めぐりする時は水と帽子は必須です!
肝心の私たちはと言うと、、、途中まで並んでいたのですが、あまりの暑さと混雑さに嫌気がさしてしまい結局入場しないで出てきしまいました。。。
ワット・ポー
次に向かったのは全長46メートルもある、寝ている仏像があるワット・ポー!
ワット・プラケオからワット・ポーへはブラブラと歩いていける距離にあります。
はじめの寺院で持ってきていた水を飲み干してしまった私たちは途中で水を補給して再度出発!
注意深く日陰を選んでトコトコと。
途中、露天商が並んでる通りがあったのですが「これ、、、絶対盗品だろう?w」みたいなものばかりが並んでる。たまにカバンとその中身セットみたいなものまであるから間違いない、、、バンコクのダークな部分だ(´д`)
歩くこと30分くらいでワット・ポーに到着です!
ここのチケットにはなんとミネラルウォーター引換券が付いくるんです!めちゃくちゃ嬉しい\(^o^)/
その後ろの女性は何をしているのだろう?壁を修復しているのでしょうか?
そしていよいよ本命の寝釈迦像が祀られている本堂へ!
仰々しい本堂の中に入るとみんな上を見上げています(/ω・\)チラッ
この最大級の怠け者の足の裏にはある秘密があるんです!
それがコレです!
涅槃仏の足の裏には宇宙観を示す文様などが描かれており、これは釈迦入滅の様子を絵画的に描いたものを涅槃図ともよばれ、ここにもタイの仏教の世界を見ることができます。
ここワット・ポーの涅槃仏の足の裏には、仏陀を現す花、象、虎など108もの螺鈿細工を見ることができます。
この螺鈿細工はモンコンローィペェードとよばれる幸福を表す108の絵がテーマとなっており、仏教と深い関わりを持つバラモン教の宇宙観が描かれていると考えられています。
なんか良くわかりませんが、メチャクチャキレイな足の裏であることには違いありませんでした!
ワット・アルン
3大寺院最後のひとつがワット・アルン。ここへは船に乗らないと辿り着くことができません。
この船で目の前のチャオプラヤー川を越えていきます!
っとここでまさかのカメラの電池が切れてしまうアクシデント
Σヽ(`д´;)ノ うおおおお!
写真が撮れず、妻さんも撮っておらず!
ワット・アルンは別名「暁の寺」と呼ばれていて、夕焼け時に行くとめっちゃキレイな寺院の姿を見れるそうです!なので行くなら夕方がオススメです!
ただ、私たちが行った時はあいにく外観が修繕中でキレイな寺院を見ることはできませんでした(^_^;)
□世界一周中に感じる”宗教”のアレコレ。
タイだけに限らず、あちこちの地を訪ねていると、日本ではまったく感じることのなかった”宗教”について触れる機会が多々あります。
インドネシアやマレーシアの様なイスラム教の国々では、早朝などに街中に響き渡るほどの爆音で流れてくるコーランにビックリして起こされたり。。。
顔も含めた全身をヒジャブといった布で覆っている女性に出会ったりします。
ラマダン(断食)期間でレストランがまったく開いていなかったり、ラマダン明けの影響で交通機関に影響があって、乗ろうとしていたバスの予約がまったくとれないこともありました。
バリ島ではヒンドゥー教が多いので、ホテルやレストランなど道端のいたる所にチャナンサリというお供え物が毎日置かれています。ココナツの葉の上に色とりどりの花やご飯が添えられているやつです。
タイやミャンマーなどの仏教寺院では、若い人からお年寄りまで、地に頭をつけて熱心に何度も何度もお祈りしている光景をみます。
ポーランドのアウシュビッツ強制収容所では、迫害されていたユダヤ教の人たちが処刑場の前で祈るようにイスラエルの国家を歌っていました。
アルゼンチンではキリストの復活祭であるイースターの日とぶつかり、宿の予約がまったくとれないというアクシデントにもあいました。
他にも数え上げればキリがありません。
”世界一周”、、、というか”海外旅行”でもそうですが、日本を一歩離れると”宗教”の存在感がとても身近になります。
彼らはなぜ毎日祈っているのでしょうか?
その行為にはどんな意味があるのでしょうか?
恥ずかしながら私は、この世界一周の旅に出るまで宗教について何も感じていませんでした。テレビのニュースで流れてくるイスラム過激派の爆破テロなどを聞いて「イスラム教ってこわいなー!」くらいにしか思ったことがありません。
でも、今あらためて思い返すと、小さかった頃、家にあった小さな仏壇に向かって「なんみょーほーれんげーきょー」と唱えていたことがありました。それも成長するにつれて、気がついたらしなくなっていましたが。
日本にいて宗教について考える機会っていったいどれくらいあるのでしょうか。
大晦日ですか?それともクリスマスでしょうか?ハロウィンなんかもキリスト教の行事ですね。
私はどれもピンときません。このどれにも宗教っぽさを感じることはありませんでした。
それくらいこれらの日は私の中ではエンタメとしての”行事”や”イベント”としてしか感じられませんでした。
私が日本で宗教観を強く感じたのは父が亡くなった時の”葬儀”の時です。
世界一周に出るちょっと前、私の父が亡くなりました。
その時私は母と一緒に色々と準備をしていたのですが、この時に初めて線香のあげ方や本数が宗派によって違うということを知りました。宗派の存在を知って、宗教を実感したという感じです。
そもそも宗教って何のためにあるんですかね?
よく聞くのは、宗教は「人生に迷った時の道標」だったり、「不安な心の拠り所」とか言うを聞いたことがあります。
確かに人間なんて完璧ではないので、迷いや不安の気持ちは必ずありますもんね。
それぞれが信仰している神様に祈ることで、これらの迷いや不安な気持ちに対する何かしらの答えを求めているだと思います。
あとイスラム教徒の人からこんな話しを聞きました。
私たちがマレーシアのブルーモスクというイスラム教の宗教施設を訪れた時のことです。
ここはマレーシアでも最大のモスクで、巨大な青のドームと白の外壁が特徴的なめちゃくちゃキレイな場所です。なんと24,000人もの人が入ることができるほどデカイのです。
このブルーモスクではイスラム教徒の人が内部を案内してくれるのですが、案内中の質問の中にこんなものがありました。
「モスクは様々な所にありますが、それもいたる所にありますが、何でこれほど大きなモスクが必要だったんですか?」
イスラム教徒の案内人の答えはこうでした。
「決して冷暖房設備が整っているからではありませんw多くの人がここに集まるのは”コミュニティ作り”のためです。みんなコミュニティを広げたいと思っているのです。」
みんなコミュニティを広げたいと思っている。つまり人とのつながりを求めているということ。
私たちも何かに迷ったり、不安になったりしたら友人や家族に相談しますよね。昔の人もそれと同じことをするために宗教を代々子ども達に伝えていったんだなと思いました。
□海外の友人に「あなたの宗教は?」と聞かれたら何て答えますか?
葬儀では仏教の習わしにそって行った私ですが、自分が仏教徒なのかと言われると、そんなことはないと思っています。
そもそも仏教のこと何も知らないですし、毎日何かについて熱心に祈っているわけでもないですし(^_^;)
どちらかと言うと無宗教なんじゃないかなと思っています。
日本人は、、、というか私はなぜ無宗教なのか?
そもそも私が生まれた時、日本はすでに平和でした。
別に裕福な家庭であったわけではありませんが、毎日母親が食事を作ってくれるし、買いたいモノも大抵は買ってくれます。たくさんの愛情を注いで育ててもらいました。
宗教というものが、もし「人生に迷った時の道標」だったり「不安な心の拠り所」としての役割だとすると、それはもしかしたら今の時代であれば、他の解決方法があるのかもしれません。
迷ったり、困ったりしてもネットで調べればすぐに答えが見つかります。
もう少し込み入った内容を調べたければ本屋に行きます。
自力で解決するのが難しければ友人にも相談できます。
コミュニティもフェイスブックなどのSNSで瞬時につながることができてしまいます。
平和な国で生まれて育った私にとっては、迷いや困難への対応方法に宗教を選ぶメリットは感じられません。
ですが世界では違いました。
ある会社の宗教の調査によると、日本は世界の国々232ヶ国中で4番目に無宗教の割合が多い国だそう。
つまり残りの228ヶ国は日本よりも何かしらの宗教を信仰している割合が多いということになります。
(ちなみに日本よりも上位はチェコ、北朝鮮、エストニアらしいです。)
これから2020年の東京オリンピックに向けてや少子化による労働力の担保のために、日本には他国からの人々が多く入ってきます。これらは確実に起ります。
彼らがやっている”祈り”や”お供え物”を見る機会も増えると思います。
空港に祈祷室(祈るための部屋)が増えているように、街中にも今あるお寺だけでなく、モスク(イスラム教寺院)やパゴダ(ミャンマーにある仏塔)が建設されてくる日も遠くないかもしれません。
私はそうでしたが、この旅にでるまでは宗教についてどこか偏見の目がありました。
なんか怪しさを感じたり、怖さを感じたり、詐欺っぽさを感じたりです。
そもそも宗教について考える機会すらなかったので、こればっかりは世界に出て実際に体感してみないとわからなかったのではないかと思います。
そういう意味ではこのタイミングで旅に出てよかったなと思います。
拒絶ではなくて、知っていく努力をしていきたい。
これから日本で増えてくるであろう様々な宗教の人たちを目にした時、彼らにとってはそれがあたり前のことなので、偏見の目で見ることはよくありません。
わざわざ自分から話をふったりはしませんが、もし仲良くなった海外の友人に「あなたの宗教は何?」って聞かれたら、こんな風に答えていければなぁと思っています。
「私は何かの神様に熱心に祈ったりはしないけど、あなたのことはもっと知りたいから、あなたの宗教について教えて?」
きっとこれからは宗教という枠組みよりも、個人を知っていくことの方がもっともっと大事だと思っているからです。
あなたは仲良くなった海外の友人に「あなたの宗教は何?」って聞かれたら何て答えますか?
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